【株,FX】日本円指値オペと影響

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日本円の暴落が収まらない2022年。岸田政権になってからの日本は散々な状況で、常に日本円は売られる有様です。日本銀行も頑なに円安へ誘導しており、意図的に日本を破壊するつもりでないかという疑惑もあります。そんななか2022年4月20日に日本銀行は指定した利回りで国債を無制限に買い入れる指値オペを21日から26日まで実施することを発表しました。そしてその影響が為替相場に反映されてきております。

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指値オペとは

指値オペとは日銀が事前に指定した利回りで、金融機関から国債を無制限に買い入れる市場操作です。市場における長期金利の上昇をけん制するときに実施されます。2016年9月に公表した金融政策の新たな枠組みの中で、長期金利操作のために導入しました。新たな枠組みでは、長期金利の指標である10年物国債の利回りを0%程度に誘導する目標を設定しました。指値オペが実施されると、日銀が市場よりも高い利回りで国債を買い入れるため、国債の価格は上昇し、長期金利は下落します。

為替市場への影響

指値オペが入った日から明らかに日本円売りのペースが全通貨ペアで収まりました。USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、CAD/JPY、CHF/JPYなど上が重くなり、それぞれの通貨ペアの中で値動きは2極化し始めています。

USD/JPY

2022年4月22日時点のUSD/JPY1時間足チャートです。129円に到達したUSD/JPYですが、20日以降は上値が重くなっています。完全にレンジになっており、一旦暴騰が収まっています。しかしアメリカドルは追加利上げが今年複数回予定されており、翌週になってまた暴騰が始まる可能性があります。

EUR/JPY

2022年4月22日時点のEUR/JPY1時間足チャートです。140円に到達したのですが上値が明らかに重くなってきています。下落はしているものの、ユーロも夏ごろに利上げすることをすでに示唆しており、思ったほど落ちていません。USD/JPY同様、翌週以降また暴騰が始まる可能性があるのです。

GBP/JPY

2022年4月22日時点のGBP/JPY1時間足チャートです。20日以降は上値が重くなっています。そして21日と22日は大暴落が起こり下降トレンドへ転換しています。ポンドは今のところ利上げの予定がないため、しばらく下落が続く可能性があります。GBP/USDも下げ続けています。

AUD/JPY

2022年4月22日時点のAUD/JPY1時間足チャートです。20日以降は上値が重くなっています。そして21日と22日は大暴落が起こり下降トレンドへ転換しています。オーストラリアドルは今のところ利上げの予定がないため、しばらく下落が続く可能性があります。AUD/USDも下げ続けておりEUR/AUDは強い上昇トレンドになっています。オーストラリアドルは2か月ほど強すぎたため、しばらく下落トレンドになる可能性が考えられます。CAD/JPYも同様の流れになる可能性があります。

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