脱サラしたいので投資を始める方は多いです。投資の中でも株,FX,仮想通貨の人気はとても高いです。理由はほかの投資とは違って勝てるようになれば当月から大きなお金が稼げるようになるからです。筆者はいままで労働者を辞めてFX専業トレーダーになった人を5人見てきました。そんな人たちをみてきたのでその人たちのその後について語っています。また、労働者を辞めるための条件について考察してみました。専業トレーダーをこれから目指す人で労働を辞めたい人は見ていってください。
プロトレーダーになった人たち
筆者が会ってきたトレーダーで実際に労働者を辞めた人の例を載せてみました。1人が労働者を辞めた後生活が乱れてしまい、おまけに勝てなくなり再就職することになってしまいました。
例1: 銀行員からプロトレーダーになった人 元職業:銀行員 会社を辞めた時期:トレードに勝てるようになってから6か月目 現在のトレードスタイル:トレンドフォロー 取引通貨ペア:USD/JPY 兼業時のトレード:会社に行く前と帰宅後、エントリーして自動決済する、スイングトレード 会社退職後の生活:専業トレーダーになってから生活が乱れ、昼夜逆転の生活をしている 専業トレーダー年数:3年後に勝てなくなり再就職
例2: 自営業からプロトレーダーになった人 元職業:転売屋 会社を辞めた時期:トレードに勝てるようになってから1か月目 現在のトレードスタイル:スキャルピング 取引通貨ペア:USD/JPY, EUR/USD 兼業時のトレード:在宅勤務なので一日中チャートを見ながらトレード、デイトレード主体 会社退職後の生活:専業トレーダーになってから1日中チャートを見てトレードしている 専業トレーダー年数:1年
例3: 引っ越し屋からプロトレーダーになった人 元職業:引っ越し 会社を辞めた時期:トレードに勝てるようになってから2か月目 現在のトレードスタイル:トレンドフォロー 取引通貨ペア:GBP/JPY, GBP/USD 兼業時のトレード:夜帰宅後の数時間だけトレード、スイングトレードはせず決済して寝る 会社退職後の生活:専業トレーダーになってから筋肉痛などがなくなり、生活が充実した 専業トレーダー年数:0.5年
例2の人は常にチャートを見ながらトレードしているのですが、非常に精神的に消耗しているようで勝ててはいるのですが、精神的につらいと語っています。一番うまくいっているのは例3の人で引っ越し業務は体の負担が大きく、将来的にも続けられないと語っていたことからトレードに対してとても必死に取り組んでいました。その結果安定して勝ち続けているようです。
専業トレーダーになるための理想的条件
筆者は以上の例を踏まえて専業トレーダーになるための条件を考えてみました。すべて必須ではありませんが、多くを満たせていると精神的にもとても安心して専業トレーダーになることができます。
- 労働収入の倍以上トレードで稼げる
トレードの収入は相場次第になってしまうので良くも悪くも他力本願になってしまいます。それがゆえに収入も不安定で給料のように安定しません。そのため、目安として月利が労働収入の倍以上稼げることを目安として考えています。また、労働者を辞めるということは収入源をトレードだけに絞ることにもなります。そのため、多めの収入を確保することが必須条件です。
- 1年のうち6か月以上トータルプラスの月利を出せる
トレーダーとして生きていくには毎年必ずトータルプラスを出せることが必須条件です。そのため、大半の月利は必ずプラスになっていなければ生きていくことは難しいでしょう。そこで目安として1年のうち6か月プラスを出し続けるという条件をつけてみました。
- スイングトレードでトレンドフォロー
専業トレーダーの最大の強みは時間がいくらでも取れるということです。そのためデイトレード、スキャルピング、スイングトレードなんでもできます。しかし傾向としてスイングトレードの人が長続きする傾向にあるように思えます。デイトレードやスキャルピングだと精神的に消耗してしまう人が多いです。1日中チャートを追っているため、睡眠不足、食生活も乱れ、不健康な生活を強いられてしまいます。その反面スイングトレードの場合はずっとチャートをみている必要もなくその間仕事もできます。
- 他の収入減を持つ
トレードは良くも悪くも相場次第です。つまり収入が不安定になるので毎月の収入が安定するわけではありません。そこで安心感を得るために他の収入減を持つという手があります。しかしあくまで本業はトレードなのでチャートを見ながら仕事ができるものである必要があります。下記のような仕事が例です。 ・不動産投資 ・Youtuber ・作家 ・ブログ ・転売 ・ライター ・プログラマー
- 貯金がある
これは最低条件といえます。貯金がなければ万が一勝てなくなったときに完全に生活が詰んでしまいます。さらに資金の追加もできないため、完全に終了してしまいます。最低でも数か月分の生活費とトレードに必要な資金を揃えてから専業トレーダーになるのが理想です。
- 趣味を持つ
これは必須ではありませんが、トレードは必ずストレスを伴います。損切りをするということは痛み、精神的苦痛を伴うからです。そのためトレードにおけるストレスを発散できる趣味を持つことをおすすめします。気分転換ができないと、いずれトレードも負けるようになります。
- 贅沢しない
専業トレーダーになったからといって、ぜいたくな生活をしないことです。高級住宅や高級車を購入するなど贅沢三昧になれば出費が増えて、収入もさらに必要になります。それがプレッシャーとなり勝てなくなる可能性があります。
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