株やFX,仮想通貨どれでもトレードに関して共通する話です。初心者の方のなかには上昇トレンドもしくは下降トレンドが出ているときに逆張りでエントリーをする人がいますが、かなり投機的で危険な賭けであり、推奨できません。上昇トレンド中に売り、下降トレンド中に買いを入れる人はかなり危険なギャンブルをしているという自覚が必要です。強いトレンドであればあるほど大きな含み損を抱えてしまい、元金を失うことになってしまうからです。ではなぜトレンド中に逆張りエントリーが危険なのか、を今回の記事では書いています。
トレンドはどこまでも続く可能性がある
上昇トレンドでも下降トレンドでもトレンドが出ている間に逆張りが危険な理由があります。それはトレンドはいつまで続くかわからないからです。方向性が出ているときはどこまでも行ってしまう危険性があり、特に取引量が多いときはいつトレンドが止まるのかすらわからないくらいにどこまでもいってしまいます。また精神面でもよくありません。それは常に含み益を抱えたままになるため、非常に精神的負荷が高いのです。正常な判断ができなくなってしまい、損切もできなくなる可能性があります。トレンド中の逆張りは常に厳しい戦いになるため、そもそも推奨できません。
最高値、最安値を更新している間は逆張りしない
上昇トレンド、もしくは下降トレンド中の間は常に最高値、もしくは最安値を更新してきます。その間は少なくとも逆張りでのエントリータイミングとは言えません。その間というのはトレンド中であり、どこまでも更新してしまいます。一番高いところ、もしくは一番低いところでエントリーをしたいという衝動に駆られてしまう人は多いでしょうが、ピンポイントで最高値、最安値をとらえてエントリーするのはかなり難しいです。ピンポイントで最高値、最安値を捕まえることは熟練トレーダーでもそう簡単にはいきません。そのため、幻想を捨てることからはじめましょう。
焦ってエントリーしない
人の性格にもよりますが、トレンドが強い状態でもエントリーしてしまう人は慌て者である可能性もあります。もしかしたら今すぐ反転するかもしれない、と考えている人は一旦落ち着いて待つことを推奨します。なぜならトレンドというのは突然落ち着いて反転することはないからです。反転する際は買いと売りが揉める局面が訪れ、激しい攻防が起こってから反転するのです。つまり1分後にいきなりトレンドが切り替わることはありません。
強烈なトレンドが起こっているときはしばらく反転しない
トレンドのなかには数日から1週間かけて上がり続ける、もしくは下がり続けるものもあります。1000pips以上動くトレンドもあります。そのときはしばらく反転することはありません。なぜなら強烈なトレンドは勢いも激しく、そのトレンドが落ち着くまでに相当の時間がかかります。トレンドが止まり始めても半日程度は時間を置く必要があります。沸騰したお湯は時間がたたないと、冷めることはないのです。慌ててエントリーする必要はありません。ゆっくり値動きを見てからでも転換ポイントは抑えられます。
逆張りエントリーのタイミング
では売りから買い、買いから売りをしたいときにどのタイミングでエントリーしたらいいのか。逆張りでエントリーするタイミングは主に下記の2つです。
- 同じ価格帯で買いと売りがたくさん入っているとき
- 最高値、もしくは最安値を更新できなくなってきたとき
トレンドがおわりかけになると、同じ価格帯で買いと売りの攻防戦がはじまります。これは一方的な勢いが衰え始め、反発する力が強くなるから起こるのです。この時に上がるのか下がるのかわからないときに逆張りでエントリーするのが適切です。さらにこの現象が起こると、最高値、もしくは最安値を更新することが一旦なくなります。このときが反転するチャンスなのです。具体的なタイミングは下記記事を参照ください。
コメント