株 FX ロシアのウクライナ侵攻よりも危険な中国

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2022年2月現在ロシアによるウクライナ侵攻が現実味を帯びてきています。ロシアはすでにウクライナやベラルーシ国境付近に大量の兵を配置しており、いつ戦争になってもおかしくはない状況にあります。しかしこのウクライナ情勢よりも危険な要素があるのです。それは中国。アメリカが全力で東ヨーロッパに兵を投入できない最大の要素になっています。株、FXトレーダーはウクライナだけでなく中国情勢にも注視する必要があります。思わぬ大暴落が起こるからです。下記記事とも併せて読んでみてください。

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中国制裁により相場は大暴落

2021年12月、中国がアメリカによって経済制裁を受けました。このときクロス円は大暴落を起こしたことを覚えていますか?下記チャートは2021年12月のAUD/JPY4時間足です。このとき82.4円から80.2円まで約2円も大暴落を起こしました。今後もアメリカは徹底的に中国制裁を続ける意向です。今週もアメリカ下院では中国制裁法案が提出されています。共和党、民主党ともに人権侵害に関する制裁に関して協力体制ができており、次々に制裁されています。

AUD/JPY 4hour Term leg 12-2021

中国の侵略状況

中国は習近平になってから徹底した全方位侵略を続けており、アジアが火薬庫になっている状況。下記が中国の侵略状況です。

状況
インド中国がたびたびインドの領土に侵入。軍事衝突が頻繁に起こっています。
フィリピンフィリピンが領有権を主張する南シナ海に中国軍がたびたび侵入を繰り返しています。
ベトナムベトナム領海に中国軍がたびたび侵入を繰り返しています。
香港中国は、一国二制度の下、2047年まで香港では社会主義は行なわないと約束していますが、民主化を恐れ、活動家を次々逮捕しています。
台湾中国軍は台湾の防空識別圏への侵入をたびたび繰り返しています。
日本中国軍は日本の領有する尖閣諸島への侵入をたびたび繰り返しています。

これを見ればわかる通り、ロシアのウクライナ侵攻以上に危険であることが分かります。このような状況があることから、アメリカ軍は全力で東ヨーロッパに集中することができず、2022年2月現在数千人程度の追加派兵しかできていません。

ウクライナ侵攻に便乗して台湾、日本侵略

いま世界の目はウクライナに集中していますが、これを機に中国軍が台湾や日本に攻め込む可能性もありえます。一番最悪のシナリオですが、こうなった場合はヨーロッパとアジアで全面戦争になり、相場が大荒れになるでしょう。

暴落相場に備える

このような中国情勢とウクライナ情勢を踏まえ、株とFXトレーダーが備えるべきなのは相場の大変動がいつでも来ると予想しておくことです。最低でも自動損切り設定を入れておくという事前の対処はしておきましょう。

有事が起こった場合の値動き

実際にウクライナ侵攻や中国の侵略が始まった場合は日本円を買う動きが必ず起こるでしょう。現に2021年12月と2022年2月にその流れが起こっています。日本円は疫病、戦争、金融危機など有事が起こると必ず買われる運命にあります。

円相場以外の予想としては、2022年2月の暴落相場を見る限り、ウクライナ侵攻が実際に起こった場合はユーロやポンドが売られ、アメリカドルが買われる展開になると予想します。

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