USD/CADの組み合わせはメジャーとは言えませんが、アメリカ、カナダ人が主に取引している通貨ペアです。全体の傾向として隣国関係にあるということもあり、経済指標も同じ方向にインパクトを受けるため、一方的なトレンドがなかなか生まれません。そのため、レンジになりやすいため大きな値幅を取ることが難しくトレンドフォロワーはとても苦労する通貨ペアです。レンジで勝つ手法をやっている人にはお勧めできるペアです。
難易度
初心者~上級者までお勧めできます。極端な値動きが起こりにくいため、1発で全資金が消えることも少ないでしょう。トレンドが出にくい傾向にあります。大きな値幅を取るならユーロやポンドの組み合わせをお勧めします。
トレード推奨時間
カナダドル、アメリカドルともにアメリカ時間をメインに動くため、アジア時間はとても大人しく、常にレンジです。トレードはアメリカ時間を推奨します。
推奨トレードスタイル
スキャルピングやデイトレードに向いています。この通貨ペアの特性上、なかなか大きなトレンドが生まれにくいため、トレンドフォロー戦略には向いていません。レンジ向けの戦略のほうが嵌りやすいです。
注意すべき経済指標
アメリカドルは基軸通貨ということもあり、この通貨ペアに限らず全通貨ペアに多大な影響を与えます。そのため、政策金利、GDP、失業率だけでなく、政治や社会情勢、戦争などの国際情勢にも気を付ける必要があるのです。
カナダの指標はそれほど気にしなくてもよいですが 政策金利、GDP、失業率は抑えておいたほうがいいでしょう。この辺りは相場を大きく動かす傾向にあります。また、カナダの指標だけでなく、アメリカがすぐ隣にあるということもあり、アメリカの経済状況にも大きく左右されます。
アメリカドルが動くタイミング
アメリカ指標だけでなく、アメリカ国債(10年、30年)、日経平均株価、原油価格なども影響します。また、アメリカの場合は世界の警察とも呼ばれている通り、世界情勢の影響にとても敏感です。何等かの経済制裁や、軍事活動はドルを大きく動かしてきますので注意してください。
カナダドルが動くタイミング
カナダドルはカナダの指標だけ押さえていればいいとも言えません。アメリカの経済状況にも大きく左右されます。両国の経済、政治事情をしっかり把握しましょう。とても関連性が強いため、無視できない要素です。
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