カナダの経済指標

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カナダドルはややマイナーな印象があります。アメリカドル、ユーロ、ポンド、円、豪ドルに比べると確かにマイナーです。地理的にアメリカ合衆国に近い為アメリカドルの影響をよく受ける傾向にあります。ポンドのように極端な動きを見せるわけではないので初心者に優しい通貨ではありますが、そんなに大きく動かないので長期トレード向けになります。カナダの経済指標を一覧にしてまとめてみました。重要度が高のもののみ、注意していればよいですが、アメリカの指標も併せてしっかり見ましょう。

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失業率(重要度 : 高)

カナダ統計局が、月初の金曜日に失業率を発表します。失業率が上がるとカナダドルが売られやすくなり、下がると買われる傾向にあります。とても大きな指標で相場を動かしてきます。

新規雇用者数 (重要度 : 高)

カナダ統計局が、月初の金曜日に失業率を発表します。 失業率と同じタイミングで発表されるため、予想外の結果になると大きく相場を動かしてきます。

貿易収支 (重要度 : 低)

貿易収支は、財の輸出額と輸入額の差額(輸出額から輸入額を引いた額)を測定する指標。予想より高い数値はカナダドルにとって買いになり、逆になると売られやすくなります。

Ivey購買部協会指数 (重要度 : 低)

Richard Iveyビジネススクールの発表です。購買部協会指数は、カナダの公共部門及び民間部門における購買・雇用・在庫・供給・価格などに関する景気動向アンケートを実施して、結果を数値化した指標です。この数値によって国内の経済状況を読み取ることができます。

国内総生産(GDP) (重要度 : 高)

国内総生産(Gross Domestic Product)、略してGDP。国内で生産されたモノやサービスの総額で、経済の規模を指します。非常に影響力が大きく、注視する必要がある指標の一つ。

鉱工業製品価格 (重要度 : 低)

カナダ統計局が発表する指標。カナダ製造業部門が販売する主要品の価格の動きを示す指標です。鉱工業製品価格は、商品価格のインフレーションを把握する重要な指標となります。

原料価格指数(重要度 : 低)

カナダ統計局が発表する原料価格指数。カナダ製造業者の主要原料の仕入れ価格を測定した数値です。インフレと原料価格の変動を測定する先行指数となります。

住宅着工件数(重要度 : 低)

住宅金融公社より発表される住宅建設許可件数です。住宅建設許可件数が増えるということは、景気拡大や住宅価格の上昇を見込んでいる人が多い見方が出来ます。

小売売上高 (重要度 : 中)

カナダの様々な規模の小売店の売上を月毎に測定する指標。消費者信頼感と相関性があり、カナダの消費動向を確認する指標として重要なもの。高い結果となればカナダドルにとって買いになります。

カナダ銀行政策金利 (重要度 : 高)

カナダ中央銀行の金利政策を発表する場です。この指標が一番相場に与える影響が大きく、上下に振ってきますので注意しましょう。大幅な金利変更は、他の通貨にも影響を与えます。

製造業出荷 (重要度 : 低)

カナダ統計局が発表する製造業出荷は、カナダ製造業における棚卸資産と出荷の比率動向を示します。

住宅着工件数 (重要度 : 低)

住宅金融公社より発表される、住宅着工件数です。この件数が増えるとカナダ経済が良好と考えられ、カナダドルが買われやすくなります。

対カナダ証券投資額(重要度 : 低)

統計局が発表する、翌々月の自国証券に対する金額です。カナダにおける資金が国内か海外に流れているかで政府の方針を読むことができます。

消費者物価指数(重要度 : 中)

Consumer Price Index。略してCPIともいわれます。消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。また、国民の生活水準を示す指標のひとつとも言えます。

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