株でもFXでも仮想通貨でも共通する話題です。相場は値動きが起こりやすいとき、トレーダーにとってチャンスになりますが、1年中、常に相場が動いているわけではありません。どれだけ取引量の多い相場であったとしてもいつかはおとなしくなり、値動きのない日が必ずやってきます。そんなときはトレードをするべきなのか、どうかについて記事にしています。トレーダーにとって柔軟な行動が求められるのです。
収縮期はノーチャンス
まず結論から言うと、相場に動きがないときはその通貨ペアを諦めることを推奨します。値動きがない相場はどうやって戦っても勝つことも負けることもありません。それによって時間だけ失ってしまうので、値動きのない相場に留まることはトレーダーにとって得策とは言えません。
上記チャートはEUR/USDの2022年2月9日の1時間足です。見ればわかる通り、1日以上値動きがありません。40pips以内でチャートが動いており、このような相場で大きな値幅を取って勝つことは極めて難しく、時間だけ失ってしまいます。このような相場になってしまったとき、トレーダーはどうすればいいのでしょうか。いくつかの手段があるため下記を参考にしてみてください。
トレードしない
1つ目の策は1つの通貨ペアだけに拘るのであればトレードをしないことをお勧めします。このようなチャートになった時はどうやっても勝つことはできません。それならば一旦相場から退場し、再び値動きが起こるまで待つということが賢い選択です。
別の相場へ移動する
トレードを毎日やりたい人は別の相場へ移りましょう。トレードに適した相場というのは日々変動します。常に勝てる1つの相場というのはこの世に存在しません。そのため、トレーダーにとって勝ちやすい相場を探すこともトレーダーの仕事の一つなのです。トレーダーにとって、値動きが多く、方向性がはっきりしている相場が一番勝ちやすいのです。
3つのサイクル
相場は常に動いているわけではなく、3つのサイクルを常に繰り返しています。それを知ったうえでトレードをするかどうか考えましょう。トレードで大きな値幅を取るには方向性が出る前に以下にエントリーできるかどうかにかかっているのです。
収縮期
大きくチャートが動いた後、しばらく相場が動かなくなる時期があります。これを収縮期と言います。20-30pips前後の値動きしか起こらず、トレードで勝ちにくい時期です。1日から数日はこの状態が続くことがあります。
拡散期
収縮期を経ると、次第に値動きが大きくなり始めます。これを拡散期といいます。この時期から相場の方向性が上なのか下なのかがだんだん見えてくるためエントリーチャンスになります。
方向性
いわゆるトレンドが出る時期です。この時期は拡散期を経て、上か下へ明確な値動きを起こします。この時期が来る前にエントリーすると、順行したばあいに大きな値幅を取ることができます。
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