スイスの経済指標

スイスフランはスイングでもデイトレードでもお勧めできる通貨です。メジャー通貨ではありませんがそこそこ値幅が取れます。ポンドやユーロほどの値幅は取れない為、マイナー通貨の部類に入ります。経済指標では重要度の高いものだけ押さえておけば大丈夫です。スイスの経済指標を一覧にしてまとめてみました。

ＫＯＦ景気先行指数（重要度：低）

チューリヒ工科大学にあるKOFスイス経済研究所が毎月発表する景況感指数です。スイス経済の先行指標と言われており、今後のスイスの経済を予測できます。

生産者輸入価格 （重要度：低）

スイス連邦統計局より発表されます。生産者価格と輸入価格のインフレの動きを示します。数値が高いとスイスフランが買われやすくなります。

消費者物価指数 （重要度：中）

スイス連邦統計局より発表されます。商品とサービスの価格動向の調査結果を指数化したもので発表対象国の物価動向が分かることにより、景況感やインフレ率、消費動向を予測する材料となります。

小売売上高 （重要度：中）

スイス連邦統計局より発表され、百貨店等小売業の総売上を調査したものです。小売売上高が上がると、スイス経済の向上を示唆することになり、スイスフランが買われやすくなります。

失業率 （重要度：高）

スイス経済省経済事務局より発表され、スイス労働力人口に対する失業者数の割合を示す指標です。この指標は大きく相場を動かしてきます。上下に振ってきますので注意しましょう。

ＳＶＭＥ購買部協会景気指数（重要度：小）

スイス購買部協会（Schweizerischer Verband fur Materialwirtschaft und Einkauf）がスイス製造業の経営者や資材購買担当者に新規受注や仕入価格などの状況をアンケート調査したもので、スイス企業の動向を示す指標です。

スイス国立銀行金利政策 （重要度：高）

スイスにおける政策金利。スイスは公定歩合を廃止し、スイス国立銀行（ Swiss National Bank)が、3カ月物LIBOR（銀行間貸出レート）を誘導目標値としています。この指標は失業率と同様大きく相場を動かしてきます。上下に振ってきますので注意しましょう。

鉱工業生産 （重要度：小）

電化製品、自動車などの工業品の生産高を示した指標で小売売上高と合わせてみると消費動向を深く分析できます。

スイスＳＥＣＯ消費者信頼感指数 （重要度：小）

スイス経済省経済管理局（SECO）消費者信頼感指数は、経済活動についての家計の信頼感を測定します。大きい数値は消費者が楽観的であることを示します。

国内総生産（ＧＤＰ）（重要度：高）

スイス経済省経済事務局（SECO）が発表する国内総生産（GDP）は、スイス国内で生産されるあらゆる財・サービスの総額を測定したデータです。