2022年3月時点の日本円は売られ続けています。それも戻しがほとんどなく、一方的に売られ続けているという異常事態です。これはとても珍しい現象で「有事の際の日本円買い」というセオリーが完全に崩壊したことを示しています。2022年3月25日の時点でようやくレンジとなり、一旦買いが収まってきていますが、このレンジからさらに上へ抜ける可能性も考えられます。それほど日本円を買う要素が全くないのです。
USDJPY
下記チャートは2022年3月25日のUSDJPYの日足です。いよいよ122円に到達し、6年3か月ぶり円安水準になっています。これはアメリカの利上げ決定で日米の金利差が拡大していることが大きいといわれています。しかしこの勢いが全く止まる見込みがありません。125円を超えるようだと、本格的に日本そのものが危険な状況になります。
EURJPY
下記チャートは2022年3月25日のEURJPYの日足です。ユーロはウクライナ侵攻によって大暴落をしていましたが、見事にV字回復どころか、直近の最高値を更新しました。135円がもうすぐそこにあり、いつ更新してもおかしくない状況になっています。
GBPJPY
下記チャートは2022年3月25日のGBPJPYの日足です。ポンドはウクライナ侵攻によって大暴落をしていましたが、見事にV字回復どころか、直近の最高値を更新しました。162円がもうすぐそこにあり、いつ更新してもおかしくない状況になっています。
AUDJPY
下記チャートは2022年3月25日のAUDJPYの日足です。オーストラリアドルはここ1か月以上ずっと強い状況が続いており、そこに日本円の暴落も加味され、一方的に暴騰しています。92円に到達し、さらに上昇する機会をうかがっています。もしかしたら100円を超えてしまうかもしれません。
CADJPY
下記チャートは2022年3月25日のCADJPYの日足です。オーストラリアドルとほぼ同じチャートとなっており、一方的なカナダドル買いが進んでいます。97円に到達し、100円到達は時間の問題かもしれません。
CHFJPY
下記チャートは2022年3月25日のCHFJPYの日足です。131円を突破し、さらに上昇の機会をうかがっています。日本円相場は3月25日現在ではレンジになっており、ここから暴落するのか、さらなる暴騰を起こすのかで状況が変わってきます。
日本円はマイナス要素ばかり
このように一方的な日本円売りが展開されており、現在はレンジになっていますが、さらなる暴騰の可能性もありえます。一般的に考えればここから暴落するはずですが、日本円が買われる要素があまりにも少ないのが現状。
日本銀行は円安誘導
日本銀行の黒田東彦総裁は25日、最近の円安進行について「現時点で円に対する信頼が失われたということではない」と言っており、円安を容認する構え。しかし1ドル=125円を超えれば、さすがに顔が真っ青になるでしょう。125円は円安が容認される下限の「黒田ライン」として強く意識されています。
北朝鮮
北朝鮮は、弾道ミサイルを日本へ向けて24日に発射しました。国連で、北朝鮮への制裁強化が提案されており、非常にあわただしくなっています。日本政府は相変わらず能天気な姿勢で日本人も平和ボケしていますが、世界的に見ればもはや日本は安全な国とは言えなくなっています。
中国
日本の尖閣諸島も問題になっています。中国の海賊行為が常態化し、日本の領海に何度も侵入を繰り返しています。「遺憾」という声明しか出せない自民党に嫌気が差している日本人も増えている状況で、好転する要素が一切ありません。
ロシア
日本がロシアに制裁してからロシアによる報復も起こっています。北海道ではロシアの戦闘機が不法侵入したことを発表しており、こちらも非常に緊張状態が続いています。ロシアは世界からの制裁により滅亡する予定ですが、しばらくは領空内を侵略してくる可能性があります。
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