2022年2月は株もFXも極めて厳しい相場になっています。理由は下記記事でも紹介している通り、ロシアによるウクライナ侵攻の可能性が高まったことで相場が大荒れになりました。どの通貨ペアも大きく乱れ、上下に大変動しており、トレーダーの中には資金をすべて失った人も多いはずです。たった数分で100pipsも上下しているため、熟練のトレーダーでも相当苦戦しているはずです。あまりにも厳しい相場に出くわした時にどのような対処が必要になるのか、対処方法を記事として書いています。
厳しい相場での対処方法
戦争、疫病、金融危機などの有事の場合、相場は大きく荒れて、方向性を失い、勝ちにくくなります。ボラティリティがとても大きく上がり、相場の感度が高くなり、ちょっとしたことで100pips以上の乱高下が起こるのです。このような相場に遭遇した場合、どのように対処したらいいのか、解決策を1つずつ提示します。
日足、週足を見て汚いチャートの相場を避ける
下記チャートは2022年2月現在のAUD/JPYの日足です。ボリンジャーバンドを付けて表示していますが、直近の1か月のチャートは大きな方向性が出ている期間がほとんどなく、上下に大きなひげをつけたり、日によって陽線と陰線が交互に入れ替わっているのです。このようなチャートの場合は投資対象から外すべきです。
トレーダーが勝っていくにはいかに勝ちやすい相場を見つけられるかがカギになります。日足、週足の方向性がはっきりしている相場ほど、トレーダーにとって勝ちやすいマーケットなので、勝てそうな相場を選ぶようにしましょう。
トレードしない
戦争、疫病、金融危機などの有事の場合、相場は100%荒れて勝ちにくくなる可能性があったり、大きな損失を抱えてしまい、全資金を失ってしまうこともあります。このような非常事態のときはトレードをしないということも有効な手段です。ほとぼりが冷めるまで、大人しくすることも有効な戦法と言えます。
買いか、売りの1点張りで戦う
もしあなたの取引している相場が買いか、売りかはっきりしない場合は、どちらかの1点張りで勝負することをお勧めします。下記のチャートは2022年2月中旬のAUD/JPYの1時間足。他の相場も大荒れ状態ですが、下記のチャートを見ればわかる通り、上がったと思ったら大暴落、下がったと思ったら大暴騰を繰り返しており、非常に厳しい相場になっていることが分かります。
このようなチャートを見ると、買いと売り両方で勝てるのではないかと思いがちですが、両方狙いに行くとどちらでもやられてしまうことが多いのです。それであれば、買いか売りの1点張りで、落としきったところから、買い。もしくは上がりきったところから売りで勝負することをお勧めします。戦い方が明確になることで迷いもなくなります。
自動損切り設定を入れる
戦争、疫病、金融危機などの有事の場合、相場は感度が上がり、ちょっとしたイベントが起こることで100pipsレベルの上下動がすぐに起こってしまいます。エントリー後、必ず自動損切り設定を入れておいてください。-10pips~-20pipsで損切りするのが賢明です。このような有事の場合の相場は突然大暴落や大暴騰が起こるため、少し目を話している隙に致命傷を負うことも少なくありません。傷は浅い状態で撤退するようにしましょう。
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