FXで勝ちたい人はいくらでもいるでしょう。しかし実際のところFXで勝つことができるのは1割程度しかいません。これはFXが技術や経験を要する投資であることから、簡単には勝てないのです。そのため、中にはショートカットをして楽に勝とうと考える人が出てきます。そんな中生まれてきているのが、プロトレーダーに資金を預けて代わりに運用してもらうFX運用サービス。しかしこの手のサービスを悪用してお金を騙し取る詐欺が増えています。
FX運用会社
トレードをプロトレーダーに代わりにやってもらい、投資者はトレーダーが挙げた収益をもらうというサービスが世の中に多数あります。収益の中の1割～3割程度がトレーダーの取り分になり、残りが出資者に分配されます。このサービスをやるにあたっては出資者もそれなりに実力のあるトレーダーにお金を預ける傾向にあり、このサービスを成立させるには、それなりに実力のあるトレーダーがいることが必須条件になります。
運用詐欺
このようなFX運用をしている会社が増えてきていますが、これを悪用した詐欺が急増中です。手口がだんだん見えてきたのでどのようなパターンがあるのかを下記に列挙します。一つでも当てはまったら投資を控えて、警察に通報するようにしてください。
違法行為
FX運用会社は多数の投資家を集めて収益を狙います。その時の勧誘文言として「絶対稼げる」「100％元本が保証されている」と嘘をついて、投資家を騙してきます。詐欺業者は近年SNSやマッチングアプリを使って出資者を集めています。投資に絶対はありません。トレードするごとにリスクとリターンが同じ確率で発生しているのです。つまり腕の良い熟練のトレーダーですら損切りはいつもしています。絶対稼げるという保証は一切ありません。
運用偽装
FX運用会社を名乗っているものの、実際は実態が全くなく、投資家から集めたお金を持ち逃げしていく例もとても多いです。架空の運用会社を名乗っているため、実際は何もしていません。詐欺業者は運用している振りをしてきますので、投資家の人は投資するまえに運用会社についてしっかり調べてください。架空の会社である可能性があるのです。
架空の実績を提示
詐欺業者は全く挙げたこともない架空の実績を捏造し、投資家に見せることで、投資家に安心させてお金を取ろうとしてきます。FXは過去の成績が良くても、未来に対する担保にはなりません。そのため、過去の実績が良くても、鵜吞みにしないことが大事です。また、詐欺業者は都合の良い実績しか見せてきません。そのため、成績の良すぎる結果である場合は疑う必要があります。
トレーダーが架空の存在
詐欺業者は運用しているトレーダーの実績を見せてくることが多いですが、そのトレーダーが架空の存在であったり、嘘の実績を見せてくることがあります。投資家はまずそのトレーダーが信用に値するのか、そしてそのトレーダーがそもそも存在しているのかどうかを考える必要があります。
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