FXをやっている人の中には1発で全資金を失っている人がいるのではないでしょうか。それはただのギャンブルです。ずっと10年、２0年と食っている人は資金管理をしっかりやっています。実は勝っている人は勝ちよりも、大負けしないことを重視しているのです。これは負けなければいつかは利益が積み重なると知っているからです。目先に利益に目がくらみ、全資金を投入するのはもはや賭け事と言えるでしょう。この記事ではどのような資金管理がいいのかを解説しています。
勝ちよりも負けないことが大事
トレードを長年やればわかりますが、大半のエントリーは爆益を生むどころか、戻ってきて引き分けで終わるのです。これはなぜかというと相場は動いたら戻す性質をもっているからです。トレンドというのは毎日毎時間出るわけではありません。そして大きく勝とうとすればするほど引き分け率は圧倒的に高くなります。では勝てる人はどうしているのかというと、トレンドを掴むまで常に試し打ちを繰り返しているのです。試し打ちとはここなら勝てると思っているポイントでエントリーすることです。ほとんどのエントリーは損切か引き分けで終わってしまいますが、10回のうちの1つ、20回のうちの1つは大きな流れを掴んでいます。それゆえにいかに普段から負けないことを意識として持っているかが重要です。
資金管理のコツ1：ナンピンしない
よほど腕に自信のある人ならいいですが、慣れていない人がナンピンすると苦しくなり、全資金が溶けます。必ずワンポジションでやりましょう。また、複数の通貨で同時エントリーもお勧めしません。集中できないこともありますし、上級者向けです。一つの通貨ペア、チャートに最初は集中すべきです。ナンピンしていくことでたった1発のトレンドで全資金が消えてなくなるということも十分あり得ます。それでは自動売買ツールと同じ結末を辿ることになるでしょう。
移動平均線のゴールデンクロスで矢印を表示するMT4インジケーター
資金管理のコツ2：損切りする
全資金とかしてしまう人の特徴のひとつとして損切できないがあります。相場は動けば戻す性質はもっているものの、大きなトレンドがでてしまうと、なかなか戻すのは難しいです。エントリーする前に損切ポイントを決めておきましょう。いまはFXトレードツールで自動損切機能があります。損切は痛みが伴います。なので切れない人がいるのは事実です。しかし含み損があると気持ち的にも苦しい気分が続いてしまうのです。言うまでもなくそのような状態では勝ち続けることは難しいです。
資金管理のコツ3：損切りは全資金の1～2%
損切の額は全資金の1～2%がお勧めです。100万だとしたら1万か2万含み損になったら切りましょう。それ以上持つのは精神的にも危険です。精神が不安定になると、めちゃくちゃなトレードをはじめてしまったり、ギャンブルを始めてしまいます。トレードで勝ち続けるにはメンタルの安定性が一番大事です。全資金のうち損切が1%だとしたら100回連続で負けなければ0にはなりません。トレードで一番大事なのは爆益を上げることではないのです。生き残ることです。生き残っていなければ再起もできません。常に生き残り続けるための資金管理法なのです。
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