【株,FX】有事における窓開けに注意

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2022年2月は為替や株式市場の歴史においても特別な月といえます。ロシアによるウクライナ侵略が起こり、さまざまな経済制裁がロシアに科されています。開戦前にはアメリカやロシアなど各国から様々な情報が流れ、そのたびに相場が大きく荒れました。このような相場では突如暴騰や暴落が起こり、大損する人も多いので注意が必要ですが、さらに怖いのは窓開けです。大損をして取返しがつかなくなることもあります。

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窓開けとは

月曜窓開けという言葉があります。FXでは取引時間が平日に限定され、土曜日と日曜日は休みです。土曜日の朝から月曜日の朝まで大きな休憩時間があるのですが、その間に大きなイベントが起こると、ローソク足とローソク足の間に大きな空間ができるのです。これを窓開けと呼んでいます。

上窓

上窓とは、ローソク足が間隔を開けて上方向に離れてしまっている状態のことです。

下窓

下窓は上窓の逆の状態を表すものです。

実際に起こった窓開けの例

下記チャートは2022年2月28日月曜日のAUD/JPYの1時間足。青い枠を見てもらえばわかる通り、物凄い空間ができています。この日の前日は大きなイベントが起こり、このような空白ができてしまいました。

ロシアがSWIFTから排除

為替市場が開く前の土日にロシアはウクライナ侵攻を起こした制裁を科されました。それがSWIFTからの排除です。世界に大きな衝撃が起こり、このような大きな空間ができました。

プーチンが核攻撃を示唆

ロシア大統領プーチンはウクライナを攻略することが全くできず、発狂し、核ミサイルの発射発言を公の場でしたのです。そのため、世界は大混乱し、ニュースがたくさん流れました。世界に大きな衝撃が起こり、このような大きな空間ができました。

土日は決済できない

外国為替は土日は休みで、その間は決済することができません。そのため、いきなり大きな値幅が起こった状態が月曜日を迎え、大損してしまうこともありえます。このような背景があるため、ポジションを持ち越しした状態で週明けを迎えるのは、危険です。はっきりした戦略を持ってポジション持越しをする分には問題ありませんが、なんとなく持越しをすると、場合によっては取り返しのつかないことにもなるのです。

有事のときは慎重に取引しよう

2022年2月現在、世界は大きく揺れており、いつ世界大戦になってもおかしくない状況です。そんな状況にあるため、相場でいつ暴騰や暴落が起こるかわかりません。そのため、このような有事のときは慎重にトレードし、無意味な長時間のポジション保有は避けるべきです。ちょっと目を離した隙に大損してしまうこともあり得る話なのです。

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