ユーロの経済指標

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ユーロの経済指標は構成国が多いため、経済指標すべてを把握するのが難しいですが重要度の高いものだけ意識すればある程度限定できます。ユーロはそこそこ値動きが大きく動くメジャー通貨です。ポンドほどではありませんがそこそこ大きな動きをします。ユーロの経済指標を一覧にしてまとめてみました。ユーロで取引をする人は覚えておく必要があります。

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欧州中央銀行(ECB)総裁、発言(重要度:高)

欧州中央銀行総裁の発言です。金利政策に関する声明になるため、相場がかなり動きます。重要度がとても高い指標です。

消費者信頼感 (重要度:中)

欧州委員会が発表する消費者信頼感とは、ユーロ圏における個人消費者の消費動向、雇用状況、所得などに対する消費者マインドを調査し指数化したものです。

サービス部門購買担当者景気指数 (重要度:中)

民間調査会社・マークイット社が集計する景気指数で、「PMI」とも呼ばれています。製造業やサービス業の購買担当者を対象にアンケート調査や聞き取りなどを行い、新規受注・生産高・受注残・価格・雇用・購買数量などの指数に一定のウエイトを掛けて算出するものです。

製造業購買担当者景気指数(重要度:中)

民間企業であるマークイット社が発表する。景気転換の先行指標であり、製造業の購買担当者へのアンケート調査をもとに指数化したものです。

域内総生産(GDP) (重要度:高)

欧州連合統計局が発表するユーロ圏域内総生産(GDP)は、国内で生産されたモノやサービスの総額で、経済の規模をあらわすモノサシとなっています。この指標で相場が良く動くこともあります。

消費者物価指数 (重要度:高)

消費者物価指数(Harmonised Index of Consumer Prices)とは、欧州連合統計局がユーロ加盟国の消費物価指数をまとめた数値を指しています。

建設支出 (重要度:低)

欧州連合統計局が発表します、毎月の着工された建設計画の総額で、建物の建設費用として使用された支出のことです。

ZEW景況感調査 (重要度:低)

民間調査会社・ZEWが発表する景気先行指数で、向こう半年の景気見通しを調査したものです。数値が高いとユーロが買われる傾向にあります。

鉱工業生産 (重要度:低)

欧州連合統計局が発表するユーロ圏鉱工業生産とは、鉱工業部門の生産動向を指数化したものです。この数値で経済状況が把握できます。

失業率 (重要度:高)

欧州連合統計局が発表するユーロ加盟国の失業率のことです。景気の動向が分かります。この指標で相場が大きく動く可能性があるので注意しましょう。

卸売物価指数 (重要度:中)

欧州連合統計局が発表する卸売物価指数(PPI)は、企業間で取引される商品の価格変動を卸売段階で測定する指数です。企業間の商品取引における通貨購買力測定の尺度といわれています。

小売売上高 (重要度:中)

百貨店やスーパー等の小売・サービス業の月間売上高について、サンプル調査をベースにした景気関連の経済指標です。この指標の数値が高い場合は経済状況が良好であることを意味します。

欧州中央銀行(ECB)金利政策 (重要度:高)

一番気を付けるべき指標です。欧州中央銀行(European Central Bank)のECB役員会は6名とユーロ導入国の中央銀行の総裁で構成されています。2週間ごとに開催され、月の1回目の理事会で政策金利が決定されます。

マネーサプライ (重要度:低)

欧州中央銀行(ECB)が公表するマネーサプライ(通貨供給量)の測定データです。流通通貨、銀行預金、現物先物取引、期間2年以下の債務証券および短期金融市場の持分額を計算した数値です。

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