株でもFXでも仮想通貨でもトレードと呼ばれる投資には買いか売りという2つの概念しかありません。それゆえ単純で、買いだと思ったときに買って、売りだと思ったときに売ればよいだけです。しかし、トレードをするときに自分の思い通りのシナリオをイメージできる人は多いかもしれませんが、逆行した場合のシナリオを想定していない人は多いのではないでしょうか。トレードをするときは常に2つのシナリオを考える必要があるのです。
エントリー前にやるべきこと
株でも仮想通貨でもFXでも、どのトレードもそうですが、エントリー後に予想外の値動きや経済指標、政治などさまざまな要因が働き、自分の思ってもいない展開になることは少なくありません。トレードというのはそういうものです。それゆえにトレーダーは買いでも売りでもエントリーする前に常に2つのシナリオを考える必要があります。それは順行した場合と、逆行した場合のシナリオです。
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順行した場合
トレードで想定通りの流れになった場合のシナリオはみんな想定できるものであり、慌てることもあまりないでしょう。このシナリオはトレード前にイメージしている人は多く、順調にいく分には困る人はいません。
逆行した場合
問題なのは想定外の流れになった場合です。トレーダーの中には逆行した場合のシナリオを想定していない人も多いです。何も想定していないと、実際に逆行した場合に慌てたり、損切が出来なかったりすることは多いです。何も考えていないがゆえに撤退ポイントも考えておらず、いつまでも含み損のまま引っ張ってしまう人もいます。このような流れになると、最悪の場合は元金をすべて失う運命にあります。
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迷いが生まれると負ける
相場のチャートは人間の感情が作り出すもの。その中で戦っていくには確固たる意志が必要です。トレード前に何も決めず何となくエントリーしてしまうと、どこで利食いしたらいいのか、どこで損切りしたらいいのか悩んでしまうことも多く、気が付いた時には相場の波に飲み込まれ、負け続きになってしまいます。実際に勝負するまえにどのような戦略で戦うのかをはっきり決めてからエントリーしましょう。
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迷ったらエントリーしない
エントリーする際はできるだけ迷いをなくした状態で行うことを推奨します。何となくポジションをもってしまったり、目の前の上昇や下降の流れを見て飛び乗ってしまったりすることもあるでしょう。しかし大半の場合は負けて終わります。自分の狙ったタイミングが来たとき以外は常に待つということをしましょう。エントリーの無駄打ちは必ず損失という結果で帰ってくるからです。
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