2019年に中国が発端となり世界を混乱させたコロナウィルス。そろそろ収まるかと思いきや、また新型が出回ってきています。為替相場は2021年11月に大変動が起こりました。これはオミクロン株という新型コロナウィルスが流行したことにより、日本円やアメリカドルが買われていったのです。オミクロンは世界中に拡散されて混乱しましたが、XEは果たしてどれくらいの感染力があるのかがわからない状況です。2021年11月の再来なるか？
オミクロンXEとは
新型コロナウイルスのオミクロン株のうち、複数のタイプが組み合わさった「XE」と呼ばれるタイプのウイルスです。オミクロン変異株の２つの派生型「ＢＡ.１」と「ＢＡ.２」の変異が組み合わさったウィルスと言われています。これまでで最も感染力が強い恐れがあるという声明が世界保健機関から発表されました。イギリスで発祥したと思われるウィルスです。しかしまだ発見されたばかりであり、感染力やどのような特徴を持っているのかがはっきりしていません。そのため、対策もわからない状況で、どうなるかが未知数の新型ウィルスです。世界保健機関によると2022年1月19日にイギリスで初めて発見されました。3月末の時点で700例の感染報告があります。ワクチンの有効性など詳しい性質はわかっておらず、ワクチンが一切効果がないことも考えられるのです。
ほかにも新型ウィルスが確認
実はオミクロンXEだけではありません。ウイルスはほかにもあり、「XD」と「XF」は広がったデルタ株と、オミクロン株のうち、「BA.1」というタイプが組み合わさったタイプです。XDは最初に検出されたのは2021年12月13日で、2022年3月22日の時点でフランスで40件、デンマークで8件、ベルギーで1件されており、XFは2022年1月7日以降、イギリスで39件見つかっています。世界的な混乱はまだ続くかもしれません。派生型ウィルスは従来型よりも感染力が強いといわれており、予断を許さない状況にあると言えます。同然ながらこれらの派生型にワクチンが有効かは疑わしいといわれており、もはやコロナウィルスワクチンもあまり効果がないのではないかという声すら上がってきています。
現在コロナウィルスを拡散させた張本人である中国でも悲惨な状況になっており、新たな亜型が出現しています。変異が組み合わさったハイブリッド型が見つかったことで感染封じ込め策が施行されています。感染拡大が一過性のもので終わるかどうかは現時点で不明でこれが世界に拡散されればまた、世界は大混乱を迎えるでしょう。ウクライナ侵攻でロシアを擁護し続ける中国共産党は世界から非難を浴びていますが、コロナウィルス問題でも大きな批判を受けることになるかもしれません。
2021年11月の為替相場
2021年11月は新型株オミクロンが南アフリカで発見され、その後、世界に拡散されました。それにより為替相場や株式市場は大荒れになり、日本円やアメリカドル買いが殺到しました。2021年10月が為替市場でも稀な日本円の大暴落が起こったのですが、11月全戻しが起こりました。今回のXEがこの時の相場と同じ状況を引き起こす可能性があります。感染状況次第ですが、世界中に広がるようだと大暴落が起こることは間違いないでしょう。しかし2022年3月の為替市場は大暴騰を起こしたので、さすがに全戻しは難しいかもしれません。世界情勢を見ながらトレードをする必要があります。
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