投資詐欺 : ポンジスキーム

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ポンジスキームという言葉は知っていますか?投資詐欺の中でも非常に発覚しにくい詐欺の一つです。この詐欺はアメリカの有名な詐欺師チャールズ・ポンジが作り出した詐欺手法で、100年以上たった今でも詐欺の主流になっている手口です。預金、保険、FX自動売買、株、投資信託など投資全般で使われているので投資している人は注意しましょう。投資商品に対して怪しいコンサルタントが介入している場合は詐欺である可能性があります。

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ポンジスキームとは

ポンジスキームとはアメリカの詐欺師、チャールズ・ポンジがその名の由来です。出資を募り、運用益を配当金として支払う名目でお金を集めるのですが、実際の運用はなく、新しい出資者からの出資金を配当金として支払いながら、破綻することを前提にお金を騙し取る手法です。100年以上前に確立されたこの詐欺手法は投資全般において使われている手法で、なかなか気づかれないのが特徴です。高配当の利回りを餌にして騙される人は絶えません。月利30%とか年利10%以上という異常な利回りを謳っていることがほとんどです。

チャールズ・ポンジ

チャールズ・ポンジはポンジスキームを編み出した人物。チャールズ・ポンジはイタリアで1882年に生まれたとされています。ポンジはアメリカに21歳で渡りました。ポンジはボストンやニューヨークなどで通訳、ウェイター、皿洗いなどの仕事をしていました。1908年に文書偽造の罪でカナダの刑務所で生活、1910年には5人のイタリア人をカナダからアメリカへ密入国させた罪で懲役2年。

そして1919年ごろ、当時ポンジは銀行でまじめに仕事をしていましたが、自分の銀行がほかの銀行より2倍も多い利息を払うため、顧客がどんどん増えていることに気がつきました。銀行の融資の儲けだけでは、約束した利息を顧客に払うことができないので、その結果、銀行のオーナーは残りのお金をすべて持ってどこかに逃走していました。これをみたポンジはポンジスキームを編み出しました。ポンジはその後、アメリカ市民権をはく奪され、イタリアへ戻り、その後はブラジルへわたり、オフィスマネージャーとして勤務していましたが失業し、貧困で1949年に死去。

詐欺の手口

ポンジスキームは投資商品全般で使われる詐欺手法です。そのなかでも投資信託、預金、保険などはこの手法が使われることが多いです。以下のような勧誘文句があった場合は詐欺の可能性を考えてください。

高すぎる利回り

詐欺の場合は年30%以上、月3%以上など、高利回りを提示することが多いです。現実離れした高利回り提示が特徴で運用実績の捏造データも作って投資家を騙してきます。

仲介者がいる

投資詐欺の特徴は怪しい仲介者がいることが多いです。その仲介者は投資商品を紹介後、逃亡することが多いため、注意が必要です。

外国の投資商品

投資詐欺の特徴の一つとして外国の投資商品を紹介してくる傾向にあります。外国であれば外国の法律や会社を知らない人が多いため、投資家を騙すにはとても都合がよいのです。

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