EUR/USDは世界で最も取引量の多い通貨ペアです。ヨーロッパの代表通貨ユーロとアメリカの基軸通貨ドルの組み合わせで取引量が多いので価格が安定しているため、実はFX初心者に向いている通貨といえます。逆に言うと、大きな一方的なトレンドはなかなか生まれない為、トレンドフォローで爆益を得るのは難しいです。国際決済銀行の統計によると、通過ペア別の取引シェアは、1位がユーロドルで、2位がドル円、3位がポンドドルと続きます。
難易度
FX初心者~上級者にお勧めできます。極端な値動きが起こりにくいため、1発で全資金が消えることも少ないでしょう。安定感があるのですが、他のユーロペアやポンドペアに比べると値動きがそれほど大きく起こらないため大きなトレンドはなかなか起こりません。どちらかというとスイングトレード向けの通貨ペアになります。
トレード推奨時間
ユーロドルの取引が活発になるのは、ロンドン市場が開くころ。ニューヨーク市場が終わるまで活発に取引されます。アジア時間はとてもおとなしく小康状態が続くため、トレードはお勧めしません。
推奨トレードスタイル
ユーロドルはあまり大きく変動しません。そのためスキャルピングやデイトレードにはあまりむいていないかもしれません。スイングトレード向けの通貨ペアになります。
注意すべき経済指標
ユーロの指標はとても多く、ドイツやフランス、イタリアなどの経済指標もあります。指標の数はとても多いのですが 金利政策、GDP、失業率を抑えておけばとりあえずは大丈夫でしょう。
アメリカドルは基軸通貨ということもあり、この通貨ペアに限らず全通貨ペアに多大な影響を与えます。そのため、政策金利、GDP、失業率だけでなく、政治や社会情勢、戦争などの国際情勢にも気を付ける必要があるのです。
ユーロが動くタイミング
ユーロはヨーロッパ連合の共通通貨です。それがゆえにたくさんある欧州各国家の影響を受けるので見なければならないものが多いです。特に注目すべきなのはドイツです。ヨーロッパ連合でも一番大きな力と影響力を持っているため、相場への影響はとても大きいです。
アメリカドルが動くタイミング
アメリカ指標だけでなく、アメリカ国債(10年、30年)、日経平均株価、原油価格なども影響します。また、アメリカの場合は世界の警察とも呼ばれている通り、世界情勢の影響にとても敏感です。何等かの経済制裁や、軍事活動はドルを大きく動かしてきますので注意してください。
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