GBP/USDはとても人気があり、取引量がとても多い通貨ペアです。しかし極端な上下動が多く、投機通貨としても有名です。価格移動は常に不安定なため、FX初心者には不向きです。大きな流れが起こりやすく、トレンドも生まれやすいため、トレンドフォロワーにとってはお勧めの通貨ペアです。国際決済銀行の統計によると、通過ペア別の取引シェアは、1位がユーロドルで、2位がドル円、3位がポンドドルと続きます。
難易度
FX中級者~上級者にお勧めできます。極端な値動きが起こりやすいため、1発で全資金が消えることもありえます。スイングトレード向けの通貨ペアになりますが、スキャルピングやデイトレードにも向いています。FX初心者はまずポンド値動きの癖を覚えることを推奨します。
トレード推奨時間
GBP/USDの取引が活発になるのは、ロンドン市場が開くころ。ニューヨーク市場が終わるまで活発に取引されます。アジア時間はとてもおとなしく小康状態が続くため、トレードはお勧めしません。
推奨トレードスタイル
スキャルピング、デイトレード、トレンドフォローすべてに向いていますが、特にトレンドフォローに向いています。はまればどこまでも利幅が取れるため、非常におすすめできます。しかし逆へ行ったときはとことんやられます。
注意すべき経済指標
イギリス経済指標は影響力が強く、相場を大きく動かすレベルですのでよく見ておきましょう。ポンドは感度がとても高くイギリスの特に政策金利、GDP、失業率のあたりはポンドを大きく動かしてくるので要注意です、動き方もユーロやドルとは違い、極端に上下してくるので非常に厄介です。
アメリカドルは基軸通貨ということもあり、この通貨ペアに限らず全通貨ペアに多大な影響を与えます。そのため、政策金利、GDP、失業率だけでなく、政治や社会情勢、戦争などの国際情勢にも気を付ける必要があるのです。
ポンドが動くタイミング
ポンドはイギリスの政治や金利政策などに敏感に反応します。経済指標や政治よりもポンドの極端な値動きの性質を知ることが先決かもしれません。それがこの通貨ペアで勝っていくための最大のポイントです。
アメリカドルが動くタイミング
アメリカ指標だけでなく、アメリカ国債(10年、30年)、日経平均株価、原油価格なども影響します。また、アメリカの場合は世界の警察とも呼ばれている通り、世界情勢の影響にとても敏感です。何等かの経済制裁や、軍事活動はドルを大きく動かしてきますので注意してください。
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